スタッフ勉強会レポート『今、自分ができる精一杯のことを』秘密基地スタッフ:高井瑠一朗

スタッフによるスタッフのための勉強会とは?

秘密基地で行っている“スタッフによるスタッフのための勉強会”

もともと秘密基地の今後のビジョン、仕事の仕方、生き方などを代表や各分野のリーダーから学ぶ勉強会を開催していました。

ちなみに今までの勉強会テーマはこんな感じ↓↓↓

第1回 『違いをリスペクトするとは?』

第2回 『価値想像の方法・信頼に応えるとは?』

第3回 『ディレクション力とおもてなし』

第4回 『Partyfactory-期待を超える感動-』

第5回 『チームを導く実行力』

その学びを得た後、主体性を持ってしっかりと働いてくれるスタッフを見ながら、「学びを得たスタッフが、それぞれ実践したり経験したことをシェアする場があっても面白いかも?」とふと思ったのです。

そして今回6回目にして初となるアルバイトスタッフによる勉強会を開催!

テーマは、『バイト30日の高井でもできた副実行委員長 ~会うから始まるつながり力~』

講師は九工大 大学院生の高井瑠一朗くん。

 

秘密基地に入って最初の仕事は着ぐるみ?!

高井くんは、2019年4月末から秘密基地のスタッフとして働くようになりました。

当初『いろんなスキルを身につけて、かっこよく活躍したい!』漠然と自分の理想の姿を思い描いていた高井くん。

ジョブズのように颯爽とプレゼンするような、かっこいい仕事をすることが理想の姿だったそう。そのためにいろんな自己啓発本を読みあさったが、自分が思い描くようなことは起こらず、当時の口癖は

「自分には何もない」

秘密基地に関わりたいと思った時も、ビジネスやマーケティング、イベント企画に携わって何かスキルを身につけたいと思っていたそうです。しかし・・・そんな高井くんに課せられた最初の仕事は、“着ぐるみ”に入るという仕事でした。

GW期間中の小倉城で、とらっちゃ(小倉城のキャラクター)の中の人になって、ご来城される方を楽しませる、という役割だったのです。

言われるがまま着ぐるみに入った高井くん↓

 

『重い~』『暑ちぃ~』『早く出たい~』

最初はそんな気持ちでしたが、ふと周りを見ると、小倉城のプロデューサーも務めるKA-TSUさんが、自ら法被を着て、大きな声を出して来城された方をずっと楽しませている・・・そんな姿を見て、いろんな意味で“ショック”を受けたそうです。

もともと、プロデューサーやセミナー講師、SNSコンサルティングでも活躍しているKA-TSUさん。当時彼が理想としていた“かっこいい仕事”をしている人が、その日は法被を着て、現場の最前線でとても楽しそうにおもてなしをされている。。。その時、高井くんの中で何かが変わりました。

“自分も小倉城のメンバーとして、今この場に貢献したい”

そこからたくさんの来城者の方とふれあい、手助けが必要な方のサポートしたりと、目の前のことをしっかりと対応し、自身もとても楽しく働けたそうです。そんな高井くんの姿を、KA-TSUさんもしっかりと見ていました。

 

あなたがもしアルバイトを始めて30日で、イベントの副実行委員長に任命されたらどうしますか?

GWの着ぐるみから30日が経ったある日、「TGC関連イベントの副実行委員長に任命します、よろしく」と突然メッセンジャーが・・・

え(。´・ω・)?・・・ ←まぁ、こうなりますよね。。

しかもTGC関連って・・・そもそもファッションショーなんて見たことないし、何をしたらいいの?、なぜ俺が副実行委員長?と、頭の中が???だらけだったようです。なぜ自分が任命されたのかはわからないままでしたが、彼は「わかりました。やります!」とすぐに決意たのです。

とはいえ、副実行委員長として何をしたらいいのかはわからないままでした。そこで彼は副実行委員長を受けた後、こんなことを決めたそうです。

『 会って 知って 喜ばせる』

これを徹底的にやることを決めたのです。

イベントの副実行委員長なんて始めてだし、ましてやファッションショーなんて見たこともないし、そもそも自分には「何もない」と思っていた・・・

そんな自分が出来ることを考えた結果、イベントの出店者さん、ファッションショーの出演団体の皆さん、イベントに関わる人たちすべてを『会って 知って 喜ばせよう』と。

 

理想のゴールを思い描き、そこから何をすべきかを逆算

彼が考えた『理想のゴール』とは何か?それは、

『関わる人達とのコミュニケーションを密に取ることで、安心感を持って、楽しくイベントに参加してもらう』

ということでした。それによって必ず来場者の方も楽しめると考えたのです。

そしてそれが「何もない自分」でも価値を生み出せる、唯一の方法だと。

 

『会って 知って 喜ばせる』具体的にどんなことをしたのか?

事例①:九州キッズコレクション様

まず高井くんは九州キッズコレクションの方に『会い』に行きました。

そこで、どんな取組をされているのか?どんなことを目指して活動されているのか?等を尋ねました。

「北九州からキッズのモデルプロデュースやファッションショーを通じてキッズカルチャーを盛り上げたい」というコンセプトをもとに、年間通じてさまざまなイベントに出演したり、主催でイベントを開催されていらっしゃる九州キッズコレクション様。

一方、課題も多くあり、

・関わる運営メンバーがそれぞれの本業がいそがしく人手が足りない

・予算もなく自前でずっとやり続けている etc・・・

さて、それを『知った』高井くんが『喜こんでもらう』ために何をしたのでしょうか?

 彼は、『九州キッズコレクション様主催のファッションショーイベントのお手伝い』をしたのです。

人手不足なら、自分がボランティアでお手伝いすることで喜んでもらえるのではないか?またファッションショーのイベントや裏方の動きを実際にやってみることで少しでも理解ができ、自分が副実行委員長を任せられているTGC関連イベントにも、活かせるのではないか?

その結果、九州キッズコレクションの皆さんにも大変喜んでもらえた上、TGC関連イベントでも、同じ方向を一緒に見れるような関係性が出来たそうです。絶大なる信頼を得られたのです。

事例②:突然、連絡が取れなくなったという状況に直面

ファッションショーに出演が決まっていた団体の担当者と、ある日突然連絡が取れなくなった・・・

数週間後に連絡が取れ、状況を聞いたところ、まだ小さなお子様が入退院を繰り返していたことを『知った』高井くん。

事情が事情なだけに、『会う』こともはばかられる中、どう『喜ばせる』のか・・・?

連絡が取れるようになった後、高井くんがやったことは?

それは、電話連絡の際は最初に必ず『お子さんの様子どうですか?大丈夫ですか?』と毎回尋ねたそうです。

彼は『寄り添う』ことを決めたのです。

後日お子様の状況が良くなったことを聞くと嬉しくなり、お子さまに使えそうなおくるみを自分でプレゼントしたそうです。

 

「今」必要なことやり続けたら、自分の大きな原動力に変わった

振り返ると、着ぐるみに入ったことも、イベントの副実行委員長として取った行動も、今自分ができることを一生懸命やったに過ぎない、と。

その結果、彼が大きなチャンスにに巡りあったことは紛れもない事実です。

『目の前にある必要なこと、自分が今できることを一生懸命やり続ける、ということを、これからも、死ぬまで一生このスキルを大切に生きていきます』

勉強会の最後に高井くんが力強く語ってくれました。

 

勉強会に参加したみんなの感想

あまり自分の生い立ちや考え方を人に話すことをしないため、今回のスタッフ勉強会講師をすると決まった時は、自信が無かった、と語る高井くん。

だけど、自分が秘密基地に関わり始めた時と同じように、今スタートラインに立つ秘密基地の後輩に少しでも届くのであれば、と勉強会まで準備を進めてくれました。

今回の経験が、彼にとっての大きなターニングポイントにもなったようです。今の彼はもう『自分には何もない』という口癖は消え去っているのではないでしょうか。

彼はよく『幸せ』という言葉を使います。

スタッフが『幸せだ』と思える状態で関わってくれていることほど、嬉しいことはありません。

最後に、勉強会に参加したみんなの感想をご紹介します(^^)

・当時出演者側だった私に、いつも「何かあったらいつでも相談していいよ」と言ってくれた。不安なことがあってメッセージしたら、すぐ電話をかけてきてくれたり。ずっと安心できる状態でステージを創ることができました。イベントスタッフと出演者という関係性ではなく、「仲間」として向き合ってくれた。それがイベントの成功にも繋がったと思う。

・最近父親から「学びに対して受け身だ」と指摘された。自分には何もスキルがないと思っているからかもしれないが、高井さんはそこから自分で動いたことがすごいと思った。

・コロナの影響で気分が沈みがちな中、「今できることを精一杯やる」ということがとても繋がっていると感じた。どういう状況であっても目の前にある大切なことは変わらないんだと気づいた。

・自分の中で決めたことを信じてやり続けた結果、価値を生んだことは本当に素晴らしい。年齢やバイト歴は関係ない、やり遂げてくれたことに本当に感動した。

・最初仕事を頼む時、頼む側も半信半疑の状態だけど、彼はすごい頑張って期待を超えてくれた。

・イベントに対する不安な部分を全て相談してくれたことで、多くのことが共有できた。ベクトルが揃えられたし、安心して任せられた。物事を深く見ることが出来るのは彼のスキルだと思う。イベント当日の出演者さんと彼のやりとりを見ると、「信頼されているな」という印象を受けて安心できた。

勉強会の後に話をするスタッフ

スタッフによるスタッフのための勉強会は、どなたでもご参加いただけます(^^)

次回は秘密基地HPやFacebookにてお知らせします☆

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