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『イベントとコワーキングスペース』

『〇〇とコワーキング』といったテーマで、秘密基地のメンバーである原田さんに記事を書いていただきます。[連載]

今回は『イベントとコワーキングスペース』。


コロナ禍前の秘密基地で特徴的だったのは、イベントの多さでした。

基地主催だけでなく、基地に集う皆さんが主体的にイベントを立ち上げて、そこにさまざまな方々が集まってくるという点が独創的でもありました。 読書会や映画、お茶会に演劇体験など、ビジネスとは一見縁遠いイベントもたくさんありました。 もちろんこうした中から新しいビジネスのアイディアも生まれていたかもしれません。
大切なのは、すぐに役立つとかお金になるとかはさておいて、さまざまな業種、年齢、性別などを超えて集まる事で、基地の中には表現しがたいエネルギーが溢れていた事です。

それは創生塾という学びの場だけでなく、真剣に遊ぶ場でも熱量の高い集いが、時には同じ空間・同じ時間にそれぞれ単独で開催されていることも珍しい事ではありませんでした。

ひとつのイベントが終了したら、また別なイベントに参加して盛り上がる・・・そんなことも珍しいことではありませんでした。 そして、それぞれの集いに参加した人たちには、ひとつの共通言語が生まれ、イベントが終了する頃には、参加前にはなかった「知見と体験のシェアリング」が確かに行われていたのです。

今でも秘密基地が特別な場所と言われているのは、様々なイベントを引き寄せる力があの場所にあり、いろんな人が集まってきていたからだ、と私は思っています。 不思議なもので、場所だけあっても、人だけ集まっても、こうした空間はなかなか生まれないものです。

私が想像するに、人が集う場所に理念があり、そこでコミュニケーションによる共通言語が生まれる事で、秘密基地はただの勉強部屋ではない、特殊な空間になっていったのだと思います。

ところがコロナ禍に入り、そうした流れは遮断されてしまいます。

その間はもちろんリアルな交流もできず、なんとも言えない虚しい時間が過ぎていきました。 この遮断によって本来語り継がれるべき「場の役割」や「場の力」をなんとかして形にして伝えていきたいという気持ちは強くなっていきました。

そうして迎えたコロナ明け。 いよいよ長い眠りから覚めて少しずつ日常が戻り始めた今、かつての秘密基地がどんな場所だったのか?どんな雰囲気だったのか?を語る時がやってきたのです。 もちろんコロナ前と確実に違うこともたくさんありますし、何よりかつての秘密基地を知らない新しい仲間も増えつつあります。 私自身が思う自分の役割は「語り部」です。

多少介護や手術などで「留守」にしている期間はありましたが、幸いな事に秘密基地へ出入りし続けてきて、様々な人に会い、いろんな体験をしてきました。 そうした知見や体験を、これから秘密基地やDISCOVERY coworking、コワーキングスペースというものに触れていくみなさんに、シェアしていければと考えています。

早いもので、2024年は秘密基地10周年です。そのうちの9年強を共に過ごしてきた私にとっても、秘密基地は特別な場所です。 今までイベントをされていた方はもちろん、これからイベントをしてみたいという方のお役に立てるならば、これ以上嬉しいことはありません。

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