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『DJとコワーキングスペース』

『〇〇とコワーキング』といったテーマで、秘密基地のメンバーである原田さんに記事を書いていただきます。[連載]

今回は『DJとコワーキングスペース』のお話です。


2023年8月29日に北九州市のコワーキングスペース秘密基地で行われた「社会人DJスクール(初心者向け)」というイベントでは、初心者からプロのミュージシャンまで幅広いレベルの参加者が集まり、DJの基礎知識や技術を学びました。

DJとは、クラブイベントなどでターンテーブルを使って音楽をかける人のことですね。
私も参加したのですが、初めて体験するイベントなのに、とても懐かしい雰囲気がして「久しぶりにこの空間に帰ってきたなあ」という感慨に浸りながら講座を聴いていました。
私は常々DJとコワーキングスペースには親和性があると考えていました。
理由は特にないのですが、なんとなくそう思っていたのです。

そこで、コワーキングスペース秘密基地でDJを学ぶイベントが開催されることを知ると「これは参加しなければ」という直感が働きました。
個人的にはDJに以前から興味を持ってはいたものの、レコードをターンテーブルで回している絵面しか想像できないくらい、情報が更新されていなかったんです。
またどこで習っていいのかも全く分かりませんでしたから、このイベントは渡りに船だったのです。 やはり人間一度死ぬまでには、色々な体験をしておきたいものです。
また、やがて訪れるであろう老化対策にもなればと思って参加を決めました。 先生はとても親切な方で、ソフトのダウンロードから、ターンテーブルの回し方、曲のつなぎ方まで丁寧に教えていただきました。

先生がおっしゃったことで印象深かったのは、 曲のテンポを大切にすること 曲は展開を考えてプレイリストに入れること 来場者の目的によって流れを変えること 何より自分が楽しむことが第一ミッションであること の4点でした。
特に最後の点は「自分自身が楽しむことで場の空気に伝染していく」とおっしゃっていたので、特に印象深い言葉として私に刻まれた感じがしています。
さらに「DJとは表現者というより曲を操作する空間装飾者です」という先生のお言葉は、非常に勉強になりました。
そして実際、先生の指導付きで実機を触らせていただき、初めてのDJ体験もできました。

終わってみればあっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。 終わってもなお、あの熱気あふれる空間にいられて本当によかったなあと思っています。
では、なぜコワーキングスペースでDJを学ぶのでしょうか?講座を受けた後、コワーキングスペースでDJを学ぶメリットを考えてみました。
そもそもコワーキングスペースとは、会社や組織が全く異なる人々が一つの部屋を共同で利用して仕事をする場所です。
利用者が互いに刺激し合える場にもなっています。
コワーキングスペースは、オフィスとして必要な設備や機能が整っています。インターネット回線や複合機、会議室などが利用できます。

DJにとっても、ターンテーブルやミキサー、スピーカーなどの機材が揃っていることは大きなメリットです。
自分で機材を購入したり、レンタルしたりする必要がありません。
また、音量や音質にもこだわれる環境です。 コワーキングスペースは、さまざまな分野や業種の人々が集まります。
DJを学ぶイベントに参加すれば、同じ趣味や目的を持った人々と出会うことができます。
音楽の好みやテクニック、情報などを共有したり、フィードバックやアドバイスをもらったりすることができます。

また、コワーキングスペースの運営者や他の利用者とも交流することで、新しいビジネスチャンスやコラボレーションの可能性も広がるでしょう。
コワーキングスペースは、異なるアイデアやビジネスモデルを持った利用者が互いに刺激し合えます。 もちろんDJにとっても、自分の音楽性や表現力を高めるためには、多様な刺激やインスピレーションが必要です。コワーキングスペースでDJを学ぶことで、自分の枠を超えた音楽に触れたり、他の分野や業種の知識や技術を取り入れたりすることができます。 これによって、オリジナリティあふれるDJとして成長することができます。

私が参加した「DJを学ぶ」というイベントは、一見ビジネスとは全く関係ありませんよね。
ぶっちゃけ我々参加者がDJを出来るようになったとしても、素人に毛が生えたような腕前では、まずそれでお金を生み出すことにはならないでしょう。
しかし、ビジネスとは縁遠いこうしたイベントでも難なく成立させてしまう懐の深さが、コワーキングの魅力なんじゃないかなと私は思っています。

あなたも是非一度、イベントに参加されませんか?ご参加お待ちしています。

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