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『自宅介護とコワーキングスペース』②

『〇〇とコワーキング』といったテーマで、秘密基地のメンバーである原田さんに記事を書いていただきます。

[連載]

先週掲載した『福祉とコワーキングスペース』に関連した内容の第二弾。
今回は『自宅介護とコワーキングスペース』。


コワーキングスペースとは縁遠いような話題ですが、親が存命な限り等しくこの問題からは逃れられません。

ここでは現在進行形の私が現時点でお話できる体験のシェアを、この場をお借りしてお話したいと思います。

介護と言っても人それぞれでして、デイサービスに通うスタイルもあれば、有料老人ホームに入所するスタイルもあります。

私の場合は、週4のデイサービスを利用しつつ、自宅介護となっています。

ケアマネージャーさんと相談した結果、当初は足腰のリハビリを目的とした入院をしてもらい、その間に老人ホームの入居先を探すはずでした。

しかし、年末から母が喘息を患ってしまい、国立病院へ救急搬送されました。

国立病院では、呼吸器科に常勤の先生が不在なため入院を断られ、急遽別な病院で入院することになりました。

ところが、認知症が進行していた母が先生や看護師さんに暴力を振るったため、強制退院させられました。

本当は肺炎だけでなく、膠原病も併発していたので、要入院には違いないのですが、このような母を受け入れてもらえる病院や施設は存在しません。

いくらお金を積まれても、暴力を振う人間に四六時中相対するのは、人間として不可能です。

その上、要介護認定も現状維持という判定が出たため、週4のデイサービスで自分自身の治療をしながら、何とか凌いでいるというのが現状です。

父の場合は認知症が進んで、逆に穏やかな性格になったので、受け入れもスムーズにいきましたが、これは運のいい方です。

現在の行政は若者に手厚くという流れが出来つつありますが、実際に困っているのは若者でなくてもたくさんいます。

病院の待ち時間で、同じケアラーと思しき方々の会話が耳に入ってくる事があります。

私と同じように、自身のがんとも闘いつつ、生活を崩壊させないように、家族の介護をする方もいて、その姿には頭が下がります。

今にしてみれば、秘密基地やDISCOVERY coworkingに集っていた、何気ない日常は、本当に貴重な時間だったのだと思います。

そんな日常に帰り咲くためには、時に地獄のような日々から、目を背けてもいいと私は思います。

ずっとほったらかすのは無責任ですが、真面目な人ほど頑張りすぎて、自分の身を削ってしまいがちになります。

介護で一番最悪な結果は、介護当事者の肉親とケアラーが「共倒れ」になる事です。

介護生活は想定外の連続です。予定を立てて進行していたことが、一瞬で覆ります。

思い通りにいかない事の方が圧倒的に多いため、ケアラーのストレスは半端ないものがあります。

個人的には、この地獄から抜け出した先に、いつか「日常」の場で、介護から得た知見と体験を、肉声でシェアしたいという目標があります。

それまでは耐え忍べるところは耐え忍んで、自分自身のケアも怠らず行なっていきたいと考えています。

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